中小事業者が年に一度やっておきたい計画の見直し
事業計画は作ったら終わりではありません。年に一度、現状と照らし合わせて見直す作業が必要です。何を確認して、何を修正するか。Orchard Compassが実際の相談で使っている見直しの手順を説明します。
見直しのタイミングはいつがいいか
年度末の2〜3ヶ月前が、見直しに適したタイミングです。3月決算の事業者であれば12月から1月、12月決算であれば9月から10月が目安になります。この時期に見直すと、残りの期間で修正を実行する余裕が生まれます。
ただし、事業環境が大きく変わったとき(主要な取引先の変化、原材料費の急騰、スタッフの大幅な変動など)は、時期を問わず見直しが必要です。
見直しで確認する5つのポイント
計画の見直しでは、以下の5点を順番に確認します。まず売上と粗利の実績が計画と比べてどうか。次に、注力すると決めた事業・商品・顧客層に実際にリソースを使えているか。三つ目に、やらないと決めたことを本当にやっていないか。四つ目に、月次で確認する指標が計画通りに動いているか。最後に、担当者と期限が守られているか。
- 売上・粗利の実績と計画の差異
- 注力領域へのリソース配分
- やらないと決めたことの遵守
- 月次指標の推移
- 担当者・期限の実行状況
見直した後にやること
見直しの結果、計画を修正する場合は、修正した内容を関係者全員に共有します。計画が変わったことを知らないまま動いているスタッフがいると、混乱が生じます。
修正した計画書は、また一枚に収めます。修正のたびに資料が増えていくと、どれが最新か分からなくなります。一枚の計画書を上書きしていく形が、管理しやすいです。
年に一度の見直しを習慣にすると、計画が「引き出しの中の資料」から「毎月使う道具」に変わります。Orchard Compassの事業戦略の立案サービスでは、この見直しの作業も対応しています。